介護士さんがいる場所と言えば介護事業所が主ですが、病院にも介護士さんはいます(・∀・)ノ
場所によっては看護助手・看護補助者などの名称で呼ばれていますね。

病院で勤務する看護助手(介護士)
には処遇改善が出ないらしい
というウワサを聞いた事ございませんか?
実はこれ本当です( ゚Д゚ )おそろしや
厳密に言うと、出ない病院があるというのが正解ですね。
では、なぜ介護に関わる方の処遇を改善する目的で施行された処遇改善加算制度が、
病院で働く看護助手には支払われないのでしょうか?
どうもこんにちは。
元介護士の転職エージェント、
ペペロンをチーノするマンです(・∀・)ノ
今回は病院で働く看護助手・介護士には処遇改善加算が出ない理由についてお話していきます!
これをご説明するためには介護職員処遇改善加算がどういうしくみで貰えるのかを少し理解する必要があります。
処遇改善手当とは何か
処遇改善手当とは、介護サービスに従事する介護職員の賃金改善に充てることを目的に創設された、
介護職員処遇改善加算と介護職員等特定処遇改善加算という2つの制度から支払われる手当てです(・ω・)
この2つの処遇改善加算は、
キャリアパス要件と職場環境等要件という2つの要件を満たした事業所に対して支払われます。
その加算の支払い方法は、

要件を満たした事業所に毎月〇万円支給しますね~
という支給方法ではありません。

今までも貰っていた介護報酬、
御社は処遇改善加算の要件を満たしたので
今後は〇%アップして支給しますね~!
という支給方法です!
なので介護職員処遇改善加算と呼ぶんですね(・∀・)ノ
看護助手が処遇改善手当を貰えない理由
その1_処遇改善加算は介護保険の制度なので、医療法適用の病棟には適用されない
先ほどお話しした処遇改善加算は介護保険法内の制度で、財源も介護保険料になります。
つまり、医療保険料を財源にしている医療法が適用される病棟には、処遇改善加算は適用されません( ゚Д゚ )
しかし、中には介護保険法が適用される病院もあります。
介護保険を財源とする、介護療養病床や介護医療院をもつ病院です(・ω・)
ここの詳細は割愛しますが、簡単に言えば
処遇改善加算を貰ってる病院と、貰っていない病院がある!
という事です(`・ω・´)
その2_処遇改善加算を受け取る要件を満たしていない
処遇改善加算とは一定の要件を満たす事業所にのみ支給されるお金です(・ω・)
つまり、
- 在籍している病院が処遇改善加算の要件を満たしていない場合
- 在籍している病院が処遇改善加算の申請をしていない場合
このような場合は、もちろん処遇改善手当が支給されません( ゚Д゚ )
というのも、処遇改善加算に申請はかなり面倒で、

人が足りないから、
申請手続きに時間を割けない…
という事業所もあるのです。
特に介護職員特定処遇改善加算は令和元年に新設された制度で、
厚生労働省の発表によれば2019年12月までの請求状況は57.8%しかなく、
4割以上の事業所は未だに特定処遇改善加算を取得出来ていない事が分かっています( ゚Д゚ )
その3_処遇改善加算の分配方法には落とし穴がある
先ほど説明したとおり、処遇改善加算は介護サービスに就く人の処遇を改善するためという目的で作られました(・ω・)
しかし、処遇改善加算は全て介護職員に分配しないといけないというルールは定められているんですが、
全員に分配しなさいと言うルールが無いのです( ゚Д゚ )
そのため稀なケースですが、事業所によっては、
- 資格を持っている人にしか分配していない(看護助手は対象外)
- 勤続年数が長い人だけに分配している
という場所もあるのです。
裏を返せば、病院で働く看護助手でも処遇改善手当が貰える場所もある
処遇改善加算を取得していて、しっかり全員に分配している病院
で働けば看護助手でも処遇改善手当は貰えるという事なんです(・ω・)結論
処遇改善加算の金額は近年多くなっており、
場所によっては月に3~4万円の処遇改善手当てが出る事業所もあります!
もし今の給与に疑問があるなら転職を検討しましょう(・ω・)
そして次回転職活動される際は、

また処遇改善手当が出ない(少ない)じゃん…
と、給与明細を見てガッカリしないように、
処遇改善手当が貰えるのか事前に雇用条件通知書で確認してから入社してください!
雇用条件通知書や、後悔しない転職方法はこちらでお話ししています。
ちなみに、処遇改善手当は保有資格によって金額が変わります!
処遇改善手当の金額は保有している資格によって変わります(・∀・)ノ
もちろん無資格者は一番低い水準ですし、
国家資格である介護福祉士が貰える処遇改善手当はかなり大きい所が多いです!
特に、介護職員特定処遇改善加算は介護福祉士保有者を優遇する制度になっています(・ω・)
ですので、
介護福祉士取得+特定処遇改善加算を満額受け取っている事業所へ転職
これが叶えば年収500万円の求人も夢ではありません(・∀・)ノ
まだ介護福祉士を取得する前の方は是非検討してみて下さい。
まとめ
今回は病院で看護助手の処遇改善加算が出ない理由についてお話しさせて頂きました!
処遇改善加算は知っていると知っていないとでは収入に大きな差が生まれてしまいます。
同じ介護士としてのお仕事をしているのに、
いつの間にか給料が低い(損をしている)状態で働くのはあまりに勿体ないです!
今後転職活動する際は今日の知識を活かして、
処遇改善手当がしっかり出る場所を探してみて下さい(・∀・)ノ
本日もお疲れ様でございました。
それではまた次回!