介護士として働く上で一つのハードルになるのは夜勤業務です(・ω・)
介護士は利用者の充実した生活をサポートする存在。
なので、365日24時間行わないといけない仕事があります。
その中で夜のうちに行う仕事、これが夜勤です!
どうもこんにちは。ペペロンをチーノするマンです(・∀・)ノ
今回はこの介護士をする上で発生する業務。
そもそも夜勤とは何か
を徹底解説していきたいと思います!
今回のアジェンダはこちら(・∀・)ノ
- 夜勤とは?夜勤では何をするのか
- 夜勤にはロング夜勤とショート夜勤がある
- 夜勤の業務の流れ
- 夜勤のメリットデメリット
それでは、早速解説していきます!
夜勤とは?夜勤では何をするのか
介護士さんはデイサービスや訪問介護などのように日中のみケアする仕事以外に、
入所施設のような24時間利用者にケアを提供する仕事があります。
後程細かい部分は説明しますが、
主に夕方4時から翌朝の9時頃に行う業務。
これを夜勤業務(夜勤)と言います!
※事業所によって多少時間が前後します
介護士の夜勤の特徴をいくつか挙げると、
基本的に日中の介護施設よりも少ない人数で回さないといけないという事。
そして夜勤には静かな環境で業務に集中できるという面と、
もし何か起きたら少ない人数で対処しないといけないという特徴があります。
あと、夜勤の頻度はだいたい週に1回くらい。
この1週間はずっと夜勤期間です!というものでは無く、
一週間に一回くらいのペースです(・ω・)
なので生活リズムも独特です。
最初は慣れるまでに時間がかかる人もいます!
夜勤では何をするのか
夜勤業務中に行う事は結構多いです。
- 着替えの介助
- 口腔ケア
- 服薬の管理
- 食事の準備と介助
- 体位交換
- 排泄の介助
- 徘徊の対応
- 見守りや体調管理
- 介護記録の作成
などです!
これに加えて稀ではありますが、
利用者の状態が急変してしまった場合の対応なども行います。
看護師や医師への連絡。場合によってはそのまま救急搬送など。
逆に日中に行い、夜勤中に行わない業務は
- 入浴介助
- レクリエーション
などです(・ω・)
深夜にバチバチに目が覚める事は普通しないですもんね(゚Д゚)笑
なので、入浴介助やレクが苦手!
という方は夜勤があってるかもしれません(・∀・)ノ
夜勤の種類について
介護士さんの夜勤には大きく分けて2種類あります。
二交代と三交代。ロング夜勤とショート夜勤です。
二交代というのはざっくり言うと、一日を日勤と夜勤で分けて2つの区分で分けて働く考え方。
三交代は一日を日勤、準夜勤務、深夜勤務の3つの区分で分けて働く考え方です。
※厳密に言うと早番や遅番などもあるのであくまでもざっくりのイメージ
そして、二交代制の夜勤はロング夜勤、三交代制の夜勤(深夜勤)はショート夜勤と理解してください!!ここ大切(・ω・)
二交代制の夜勤はロング夜勤
二交代制の夜勤は16時間労働で2時間休憩。
ここが他の業界と比べて特殊なんですが、2勤務分を連続して働きます(・ω・)
なので二交代制の事業所では、夜勤を一回行えば2日間働いたと見なされます。
少し詳しく説明すると、たとえば16:00に出勤すれば翌朝の10:00まで働く。
これが基本の形です。
上記の時間働くと18時間拘束されていますよね(・ω・)
通常の日勤の勤務は9時間拘束の8時間労働ですが、これの2回分働いた事になります。
そうなんです。通常の日勤帯の勤務に対して長い時間働くのでロング夜勤!
覚えやすいですね!
三交代制の夜勤はショート夜勤
それに対して三交代制の夜勤は準夜勤と深夜勤があります。
準夜勤は13:00~22:00の勤務が基本です。
なので厳密にいうと夜勤ではありません!遅番の延長みたいな感じです(・ω・)
深夜勤は22:00~翌07:00が基本。
9時間拘束8時間労働ですが、深夜に行うので割増賃金の対象です。
こちらは正真正銘の夜勤。
この深夜勤、先ほどの二交代制の夜勤に対して短い労働時間ですよね?
なのでショート夜勤、これも覚えやすい!
たまに勘違いされますが、
準夜勤はショート夜勤とは言いませんので覚えておきましょう!
二交代制の夜勤はロング夜勤。
三交代制の夜勤(深夜勤)はショート夜勤。
これが介護士さんの夜勤の主な2パターンです(・v・)
※事業所ごとに多少時間が前後しますので注意
夜勤の業務の流れ
夜勤時の業務の流れをお話しします!
ここでは今回、ロング夜勤を例に挙げてみます(・ω・)
なぜならロング夜勤の事業所が多いから(・ω・)
【16:00~17:00 出勤、日中の利用者の状態の確認、申し送り(引継ぎ)】
日勤の介護士さんの退勤前に、
今日あった出来事や利用者の状態などの共有を受けます。
この内容を元に、
夜勤前に準備しなくてはならない事や夜勤時に行うべきタスクを組み立てます。
↓
【17:00~18:00 トイレ介助】
利用者とコミュニケーションを取りながら、
必要な方のトイレ介助などを行います。
↓
【18:00~19:00 夕食の支度と食事介助、服薬管理】
夕食の配膳や利用者を食堂に誘導するなどの準備。
食事中は必要な方に食事介助を行うなどします。
食後に必要な利用者には服薬の管理も行います。
↓
【19:00~20:00 歯磨き、口腔ケア、着替え】
食事後の歯磨きや口腔ケアを行います。
就寝の準備のために着替えなども行います。
↓
【20:00~21:00 就寝準備】
ベッドへの移乗やオムツ交換など、就寝前の準備を行います。
↓
【21:00~22:00 消灯】
フロアを周り、利用者が就寝したかの確認を行います。
中には寝つきが悪い方もいますので、
そういった場合は声掛けをしてあげましょう。
↓
【22:00~05:00 見回りと仮眠、介護記録の作成】
利用者が寝静まってから1~2時間ごとにフロアを見回りします。
その際に利用者の呼吸や異変が無いかをチェックします。
必要に応じて体位交換や、オムツ交換、トイレ介助などしてあげます。
この時間は何もなければ一番落ち着いた時間になりますので、
夜勤のスタッフで交代で仮眠を取ったり、
食事を取ったり、介護記録の作成などを行ってしまいます。
ちなみに仮眠の時間はロング夜勤で2時間、ショート夜勤で1時間です。
↓
【05:00~06:00 起床】
利用者が起きる時間です。
起床の介助や着替えなどを手伝ってあげます。
起きる順番にも差があるので、起きている人から対応していきます。
↓
【06:00~07:00 朝食の支度と食事介助、服薬管理】
朝食の配膳や利用者を食堂に誘導するなどの準備。
食事中は必要な方に食事介助を行うなどします。
朝食後に服薬が必要な方もいますので、その管理も行います。
↓
【07:00~09:00 申し送り(引継ぎ)、介護記録の作成】
朝7時以降になると早番や日勤の介護士さんが出勤されます。
夜勤中の出来事の共有を行いましょう。
時間の合間を見て残っている介護記録も仕上げてしまいます。
↓
【9:00~ 退勤】
夜勤の終了です。
このロング夜勤が終わる日の事を明け(夜勤明け)と言います。
以上が介護士の夜勤の主な流れです(・ω・)
ちなみにショート夜勤の場合は施設によって若干の差がありますが、
ショート夜勤は消灯~朝食の支度くらいまでを担当する感じです!
是非参考にしてみてください(・v・)
夜勤のメリットとデメリット
さて、ここまで介護士の夜勤の内容をお話ししていきましたが、
ここからは実際に現場から聞こえる声。
メリットとデメリットをお話ししていきます(・ω・)
というのも正直この夜勤業務に関しては、
やりたい人とやりたくない人がすごい極端に分かれます!
極端に夜勤のみがいい!という人もいれば、
夜勤は絶対に出来ません…という人もいるんです(゚Д゚)
なので夜勤のメリットとデメリットを理解し
自分は夜勤業務が出来るのか
をしっかり考えてみてください(・ω・)
夜勤のメリット
夜勤手当が付く
夜勤は深夜の業務なので、
日勤の業務と違って22時~翌5時までに勤務すると深夜割増賃金が発生します!
これを介護業界では夜勤手当として介護士さんに支給しているのですが、
その金額はショート夜勤で4,000円~6,000円
ロング夜勤で5,000円~10,000円くらい!
なので、たとえば月に5回夜勤をやると、
ロング夜勤で1回7,000の手当がもらえる場合、35,000円も収入が上がります!
これは大きいですよね(・∀・)ノ
この手当を貰う為に夜勤を多くやりたい!という人はかなり多いです!
日中よりもゆったりした環境で業務に集中できる
日中と違ってやはりほとんどの利用者が就寝しているので、
施設は静かですし慌ただしくはありません!
なので一人で黙々と業務をしたいという人は日勤帯よりも夜勤の業務を好みます(・ω・)
ロング夜勤の明けと次の休みを利用して休める
ロング夜勤の夜勤が終わる日の事を「明け」と呼ぶことは先ほどお話ししました(・ω・)
明けの次の日はお休みになる事が多いです!
なので介護士では中々取得しにくい連休を明けを利用して作る事が可能!
ただ寝不足と戦わないといけないですが(笑)
この連休を楽しみにしている介護士さんはやはり多くいます!
夜勤のデメリット
一人で業務を行う不安
基本的には就寝していますが、
利用者が起きてしまったり何かトラブルがある際など最初に対応するのは介護士さん(・ω・)
もちろん万が一の際のマニュアルなどは各施設にありますし、
そういった場合は基本的に電話で看護師さんや施設長に連絡OK!
なので大きなミスは起きにくいですが、
どうしても近くにいないので不安…
という人は多いですね(・ω・)
生活が昼夜逆転してしまう
日中に家の事をやらないといけない方や、
家族との時間を過ごしたい方は夜勤を避けたいと考える人が多いです!
当然ですが夜勤は深夜に働いて朝帰ってくる業務です。
なので通常の日中活動している他の人とはすれ違いますからね…
夜勤明けは気合で夜まで起きて用事を済ませる!
という体力がある人は別ですが( `ω´ )笑
まとめ
本日もお疲れ様でございました!
今回は夜勤についての説明を詳しく解説させて頂きました(・∀・)ノ
このお話を聞いてくださった方は、
夜勤に関しての正しい知識と認識を持っていただいたうえで、
自分は夜勤をやっていけるのかを考えてみてください!
メリットとデメリットを理解した上で夜勤を行って頂ければ、
疑問を抱えて働くよりもより良いケアを提供できると思います(・∀・)ノ
そのきっかけになれば幸いです。
それではまた次回!