やはり介護職と言えば
給料が安い
というイメージがあるのではないでしょうか。
これから介護士を目指したいと考えても、どうしても給料面や生活が不安で踏み切れない。
こういった方は結構多いです(・ω・)
特に男性の場合は現代でも家庭の大黒柱であることも多く、ちゃんと家族を養っていけるのか気になるはずです。
しかし、実際のところ男性が介護職に就くとどれくらいの給料を貰えるのでしょうか?
どうもこんにちは。
元介護士の転職エージェント、
ペペロンをチーノするマンです(・∀・)ノ
今回は実際の男性介護職の年収・需要・将来性について調べてみました(・∀・)ノ
介護職になってもしっかり生活できるのだろうか?
介護の仕事に就いて、将来家庭を築けるのだろうか?
こういった疑問をお持ちの方に是非聞いていただきたい内容です!
介護職の給料が低いというのは間違い
結論から言うと、介護職の給料が低いというのは誇張されたイメージで実際はそんなことはありません(・ω・)
日本人の年収の中央値は360万円程度と言われています。
それに対して介護職員の全体の平均年収は379万円!
つまり、介護職の平均年収は真ん中よりも少し高いのです(`・ω・´)
この辺りの詳しい話はこちらで解説しているので、参考にしてください。
男性の介護職の平均年収は400万円を超えている
厚生労働省が発表した令和2年度介護従事者処遇状況等調査には、介護職の男女別の平均年収も書かれています(・ω・)
平均給与額(月額) | 平均年収 | |
男性 | 335,770円 | 4,029,240円 |
女性 | 306,130円 | 3,673,560円 |
全体 | 315,840円 | 3,790,080円 |
※介護職員の平均給与額等(月給・常勤の者)(処遇改善加算(Ⅰ)~(Ⅴ)を取得している事業所)
このように、男性の介護職員の平均年収は400万円を超えています!
確かに介護職は大きな給料を一気に稼ぐことには向いていないかもしれません。
しかし、日本人の年収の中央値と比較しても数十万円単位で高いこともご理解ください(・∀・)ノ安心・安定なんです
年収400万円って月給だとどれくらい?
賞与の金額にもよりますが、年収400万円は月収にするとだいたい26~30万円くらい!
手取りの給料は20~25万円程度ですね(・ω・)
単身者であれば余裕をもって生活していける水準でしょう。
この月収以外に、さらに賞与が年間で約60万円の賞与が出るわけですから、貯金だってできます(・∀・)ノ
介護職の男性は安定した家庭が築けるのか?
ではここからは、介護職の男性は安定した家庭を築くことができるのか?というテーマでお話しをして行きたいと思います(・ω・)
1.家庭を持ったり子供が出来た場合(子育て)は大丈夫?
将来家庭を持ちたいし子供も欲しいが、
介護士の収入を考えると不安。
ぼくの昔の職場は営業でしたが、年収400万円で子供二人を育てている人が沢山いました(・ω・)奥様は専業主婦
つまり、年収400万円あれば子育てしながら普通の生活はできるという事ですね!
※住んでいる場所にもよるかも
将来の貯金などを考えると共働きにはなってしまうかもしれません。
しかし、奥様がパートで扶養内で働いても年間100万円以上貯金できる計算ですからね(・ω・)問題なさそう
ちなみに介護業界は他の業種と比較しても、福利厚生がしっかりしている法人が多い!
住宅手当…住宅を借りた場合やローンを組んだ場合に手当が付く
家族手当…奥さんやお子さんが居る方に手当が付く
保育補助…保育園に通うお子さんが居る場合に保育料を一部負担してもらえる
こういった、家庭がある人向けの手当てがさらに加算される場合もありますので安心です(・∀・)ノ
もし将来のこともすでに視野に入れている方は、福利厚生がしっかりした法人や大手法人の面接を受ける事をオススメします!
2.住宅ローンや自動車ローンは組めるの?
もちろん、家庭を築きたい方は
介護士はローン組めるの?
と、マイホームや自動車など、ローンに関しても考えるはずです(・ω・)
結論問題ありません(・∀・)ノ
というかむしろローン審査などは通りやすいでしょう!
そもそもローンとは、信用によってお金を借りる行為です。
この信用とは年収や勤続年数、職種、業界、借金や滞納の有無など色々な項目によって判断されます(・ω・)
介護士は比較的正社員になりやすい職種です。
そして収益も介護保険(税金)から支払われているので、業界も非常に安定しています!
収入によって借入額には差が出ますが、介護職だからローン審査が通らないという事は無いでしょう(・∀・)ノ
3.急に仕事を解雇(リストラ)されたりしない?
せっかく仕事に就いても、
リストラの可能性があると将来不安…
リーマンショックや東日本大震災やコロナ禍など、不景気の時に仕事があるのかは心配ですよね(・ω・)
介護業界は不況に強いと言われています!
その理由は主に二つ(・ω・)
- たとえ不況でも高齢者には介護サービスが必要なので、需要が減りにくい
- 介護保険は税金なので、株式会社のように経営破綻するとは考えにくい
実際に今まで、日本が不景気な時代であっても介護職の有効求人倍率は1.0を切っていません!
つまりそれだけ不景気に強く、需要が無くならないという事はすでに確認できている事なのです(・∀・)ノ
4.老後の生活は安定して送れるの?
まず介護士は基本的に厚生年金に加入するので、最低限は確保できます(・ω・)
さらに、介護施設では福利厚生の一環として、退職金制度がある法人も多いです!
金額は法人によってバラバラです。
たとえば社会福祉施設職員等退職手当共済制度に加入している法人であれば、勤続20年で350万円以上の退職金を貰うことも可能!
他にも、介護業界は再雇用制度が活発で、60代70代で働いている人がたくさんいます(・∀・)ノ
介護士が不足しているのは事実なので、年齢や性別に関係なく働きたいという意思がある人を積極的に採用している業界です。
定年で仕事が無くなってしまった
という業界と比較しても、安定した老後の生活を送れるといって間違いではないでしょう!
介護職の男性の将来性について
男性介護士の需要は年々高くなってきている
一昔前まで、介護職と言えば女性の仕事と言うイメージがありました(・ω・)
しかし最近は男性介護士の需要が高く、男性を積極的に採用する法人も増えています!
主な理由としては、
- 男性の方が力がある
- 男性の方が退職や休職のリスクが低い
- 会社は女性だけではなく男性の意見も欲しい
などなど。
女性介護士だけではなく、男性も一定数居た方が助かるというのが最近の介護業界の考え方なのです(・∀・)ノ
男性介護士の方が管理職にキャリアアップしやすい
男性介護士の将来性を語る上で一番知ってほしいのが、男性介護士の方が管理職になりやすいという事実です(・∀・)ノ
介護労働安定センターの令和元年度 事業所における介護労働実態調査によれば、介護職員の男女比率が男性25.4%に対して女性74.2%。
これに対して介護施設で働く管理者の割合は、男性48.4%、女性48.2%。
男性割合 | 女性割合 | |
一般の介護職員 | 25.4%(約1/4) | 74.2%(約3/4) |
管理職 | 48.4%(約1/2) | 48.2%(約1/2) |
男性の方が少ないはずなのに、管理職の数はほぼ同じ。
つまり、管理職になる割合が約3倍ほど男性の方が高いのです( ゚Д゚ )すごいデータだ
男性の介護職の需要や管理職になりやすいお話しはこちらでもしているので、良ければ参考にしてください(・∀・)ノ
給料アップするためのオススメの方法
とはいっても年収400万円より稼ぎたい
という男性は絶対に居るはず(・ω・)
安心してください!
あくまでも平均年収400万円は平均なので、これよりも大きな給料を稼ぎたい人にはちゃんと方法があります!
1.特養や老健や大手有料老人ホームで働く
介護業界では施設毎に平均年収が高かったり低かったりします(・ω・)
- 利用者数が多い
- 平均介護度が高い
という施設ほど、平均年収も高いです!
なので年収が高い場所で働きたい場合は、特養・老健・大手の有料老人ホームで働くのがオススメ(・∀・)ノ
中には、4~5ヶ月(年間100万円ほど)の賞与が出る法人もあります!
平均給与額(男性のみ) | 平均年収(男性のみ) | |
介護老人福祉施設 (特養) | 363,020円 | 4,356,240円 |
介護老人保健施設 (老健) | 353,430円 | 4,241,160円 |
※介護職員の平均給与額等(月給・常勤の者)(処遇改善加算(Ⅰ)~(Ⅴ)を取得している事業所)
2.資格取得してキャリアアップする
介護士は資格を取得すると給料が上がっていきます(・∀・)ノ分かりやすいんです
介護職でキャリアアップするなら介護福祉士国家資格は絶対に取得しましょう!
取得すれば大きく給料アップできます!
都市部であれば年収500万円の求人だって珍しくありません。
介護福祉士の次を考えるならケアマネージャー(介護支援専門員)の資格です(・∀・)ノ
こちらは介護福祉士よりも平均年収が高い!
平均給与額(男女込み) | 平均年収(男女込み) | |
介護福祉士 | 329,250円 | 3,951,000円 |
ケアマネージャー | 368,030円 | 4,416,360円 |
こういった資格取得によるキャリアアップは、確実なのでオススメ。
介護士として働くのであれば是非目指してみましょう!
3.施設長や管理職になって給料アップ
先ほどのお話しと繋がりますが、施設長や管理者になって給料アップを狙うのもオススメです(・∀・)ノ
施設長や管理者であれば500~800万円の年収も狙うことが出来ます!
とはいえ、管理職は資格を取得したらなれるというものでもありません!
- 人柄
- 資格
- 経験年数
- その法人への貢献度
などの様々な要素で判断され、法人からお願いされるものです(`・ω・´)
今の法人とは考え方が合わない
と言う場合は声がかかる可能性も低い。
管理職を目指すのであればまず自分の考え方に合う事業所を探した方が良いかもしれません(・ω・)
4.しっかり処遇改善加算を取得している法人で働く
今回のお話しで紹介した平均年収は、処遇改善加算を取得している事業所の平均になります。
処遇改善加算は介護職員の賃金改善を行うために、介護保険料(つまり税金)の一部を介護職員へ給料に上乗せして支払う制度。
全体の9割以上の事業所が処遇改善加算を取得している中で、
業務が忙しいので処遇改善加算の
申請ができていない。
という、処遇改善加算を取得していない事業所も一部存在します!
そのような事業所で勤務している介護職員はもちろん処遇改善加算は支給されません。
つまり、同じ介護業務を行っていても、給料が低いのです( ゚Д゚ )
ですから、処遇改善金が支給されていない&処遇改善金が少ないという事業所で勤務している方は、しっかりと加算を取得している法人へ転職するだけでも平均年収が上がります!
面接の前には、事前に処遇改善金の支給実績について確認しておく事がオススメです(・ω・)
介護士の需要は今後も高まり続ける
今後も日本は高齢化が進み、平成30年の段階で高齢化率は28.1%。
2065年には高齢化率は38.4%に達すると言われており、介護士は今後も需要が高まり続けるといわれています(・ω・)
なので介護士は将来性がある職種であることは間違いがありません。
ここまでお付き合いいただいた方は是非他のお話しも見ていただき、更に介護職に興味を持っていただけたらと思います(・ω・)
今回は男性介護職の年収・需要・将来性についてお話しさせて頂きました!
本日もお疲れ様でございました。
それではまた次回!