介護士って具体的にどんな仕事をするんですか?
一概に介護と言っても、経験のない方のイメージは
- 排せつ
- 食事
- 入浴
- 会話
くらいしか想像が付かないのではないでしょうか?
もちろん介護の仕事はコレだけではありません!
介護士は実際にどういった仕事をしているのか、事前に知っておきたいですよね(・ω・)
どうもこんにちは。
元介護士の転職エージェント
ペペロンをチーノするマンです(・∀・)ノ
今回は介護士の具体的な仕事内容とその流れについてお話していきたいと思います(・∀・)ノ
この記事を読むことで実際に働いたときにどんなことをすればいいのか、今まで以上にイメージが出来るように詳しく解説していきたいと思います!
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介護士の仕事に資格は必要ない
よく誤解されるのですが、介護職は無資格でもなることが出来る職業です(・ω・)
特別な資格は必要ありません。
しかし、無資格の方は訪問介護の業務をしてはいけません。
これは介護保険法で決まっており、違反すると罰則の対象になるので注意しましょう。
介護士の仕事内容は資格で変わるという事は無い
介護士の基本的な仕事内容については資格によって変わるという事もないです!
仕事内容に違いは無いのですが、
一部の医療行為に関しては資格によって出来る事出来ない事が存在します(`・ω・´)これも要注意
例えば、医療行為にあたる経管栄養や喀痰吸引は喀痰吸引等研修を受けていないと行ってはいけません。
介護士が行うことが出来る医療行為に関してはこちらのお話しで詳しく解説しているので、参考にしてください。
介護士の仕事内容は主に3種類ある
まず介護士の仕事内容には大きく分けて3つの業務があります(・∀・)ノ
- 身体介護
- 生活援助
- 利用者や家族との相談や会話など、コミュニケーション
一つずつ、具体的にどういった内容なのか確認していきましょう!
身体介護とはなにか?
身体介護とは主に利用者の身体に直接触れる業務の事です(・ω・)
たとえばこちら!
- 食事介助
- 入浴介助
- 排せつ介助
- 着替え
- 清拭(身体を拭く事)
- 床ずれ予防の為の体位変換
- 歩行介助
身体介護を行う上で特に気を付けないといけない部分は、利用者の安全を守る事です(・ω・)
転倒や誤嚥などが起こりやすいのでリスクを減らすための知識やスキルが非常に大切。
もちろん現場でも教えて頂けることですが、できれば初任者研修などの研修で基礎は学んでおいた方がいいですね!
生活援助とはなにか?
生活援助とは主に利用者の日常生活上の家事を手伝う業務の事です(・ω・)
たとえばこちら!
- 調理
- 洗濯
- 掃除
- 食事の買い物
- ゴミ出し
特に訪問介護士が携わることが多い業務かもしれません(・ω・)
生活援助を行う際に気を付ける点は、あくまでも利用者の判断で良いか悪いかを決める事です。
これは不要な物だから捨てておこう
これは邪魔だから片付けておこう
こういったことを介護士判断で行ってしまうと、ただのありがた迷惑です。
利用者は何を望んでいるのだろうか?という視点を忘れずに、常に持っていることがポイントです(・∀・)ノ
利用者やその家族との会話や相談とはなにか?
利用者やその家族との会話や相談とは本当に読んだままです(・ω・)
ただ会話をしてコミュニケーションを取り、それぞれの個性を理解する事。
あるいは介護の専門家としてアドバイスをしてあげる事などです!
ここで大切なのは、あなたに自信がなかったとしても、利用者やその家族からは専門家として見られているという事です(・ω・)
いつ質問をされてもいいように、介護の勉強はいつでも絶やさずに行った方がいいですね!
具体的な介護士の仕事の流れ【入所施設の一日】
介護の業務の基本的なことは理解できたかと思います(・∀・)ノ
ではここからは介護士の一日の業務の流れについてお話ししていきます!
今回は入所施設の一日の流れを解説しますね。
※施設形態や法人によって多少時間のずれはありますのでご理解ください。
[7:00~]利用者の起床介助と移動
まず利用者の方々に起きて頂き、一日の準備をする手伝いです。
着替えや洗顔、身だしなみのチェックですね。一日の始まりです。
※主に夜勤と早番の方の業務内容
トランス(トランスファー・移乗)とは?
ベッドから車いす、車いすからトイレ、又はその逆など利用者が移動する為のサポートを行う事をトランス(トランスファー・移乗)と言います。
できる限り本人の力で使って行っていただく事で寝たきり等、身体能力の低下を防止します。
介護士の体に負担がかからないやり方はあるんですが、これが結構な重労働で腰を痛めてしまう方も…(゚Д゚)
[8:00~]朝食・食事介助
朝の準備が終わったら今度は食事です!
利用者それぞれの状態に合わせた食事が出てきたりします。パンやごはんや中にはおかゆなども。
ここでも基本的には自信で食べられるように見守りますが、人によっては口に運ぶことを手伝ってあげたりもします!
[9:00~]食事の片づけ
もちろん食事のあとは片づけを行います。食器を運んだりテーブルを拭いたりですね。
この時間帯になると、夜勤だった方は徐々に帰宅し始めます(・ω・)
[9:30~]口腔ケア
歯ブラシや口腔ケア専用のスポンジなどを使用して口の中を清潔にします。歯磨きタイムの事です!
高齢者は特に口の中の自浄作用が低下しています。唾液の分泌量も落ちています。
なのでより意識して綺麗にし清潔に保つ必要があるんです!これが疎かになると他の病気を併発しやすくなります!
[9:30~]排泄介助
排泄介助は時間に関わらず都度行います。
特に認知症などの症状がある方は能動的に行こうとしなくても介護士の方から声をかけてあげて下さい。
排泄も自身でできない方は手伝ってあげる必要があります。
「衣類を脱がせる」⇒「便座に座らせる」⇒「排泄中は外に出て待機」⇒「清拭(拭いてあげる)」⇒「衣類を着せる」の順番です。覚えておきましょう!
中にはやはりオムツを穿いている人もいるのでその取り換えなども介護士の業務です!
[9:30~]健康チェック・バイタルチェック
看護師により利用者の健康状態を確認します。
その間に介護士も介護記録を書いたりします。
介護記録の書き方は各施設でやり方が多少異なりますが、どんな事があったか・どんな状態かを具体的に記録するものです!
ただ様子を見て記載するだけではなく、日々のちょっとした変化に気づくことが非常に大切です。
[10:00~]入浴介助
順番に利用者の入浴介助を行います。お風呂タイムです!
基本的には利用者はゆっくり一人でお風呂に浸かって…という時間はありません。
万が一、浴槽内で事故が起こってしまってはというリスクを予防するためです。
だいたい15分ほどで体を洗い軽く浴槽に浸かって出ます。もちろん衣類の着脱まで行うので結構な重労働です。
ちなみにお風呂は週3回くらいで、毎日は入りません!
[10:00~]体操や機能訓練
利用者一人一人にケアプランというものがあります。
ケアプランとは介護保険サービス(介護サービス)をどのように利用するかを決めた介護計画書のことです。
ケアマネージャーが作成します(・ω・)
ケアプランに沿って体操や機能訓練を行いましょう。
この際には転倒リスクなどは十分に気を付けて行ってください!
[12:00~]昼食・食事介助
12時になると昼食です!
この時間帯の頃には遅番の方が出勤していると思います。
[13:00~]従業員の休憩時間
この時間になるとだいぶ落ち着いてきます。
その間に介護士は交代でお昼休憩を取ったりします(・ω・)
利用者もテレビを見たり、健康な方は外出されたり、ゆったりした時間を過ごしていますね。
[13:00~]レクリエーション
毎日ではありませんが、場所によって週に3回くらい従業員が考えたレクリエーションをみんなで行います!
カラオケ大会やクイズ大会や紙芝居、外部から人を呼んだり本当に様々です。
勤勉な介護士さんはレクの内容を家で考えたり、準備物を作ったりして利用者のために行動しています(・ω・)えらい
[15:00~]おやつの時間
小腹が空いたなあという時間を見計らっておやつタイムです!
高齢者の中には持病の関係でそういったものを摂取できない方もいますが、基本的にはみんなで食堂に集まっておやつを頂く時間です!
場所によっては介護士さんにもおやつが支給されたりしますね。
[16:00~]介護記録の記入
利用者の一日の内容・状態の記入になります。
今日何があったのかどういった状態でどういう変化があったのか、記録していきます。
この時間になると早番の方は帰宅されるでしょう(・ω・)
そして夜勤シフトの方が来るので、この時間帯に申し送りを行います。
申し送りとは?
介護事業所は早番・日勤・遅番・夜勤とシフト制で回しています。
あなたが退勤する際に勤務が始まるシフトの従業員へ、今日利用者にどんな事があったのかを共有することが申し送りです(・ω・)
「今日は上手く薬が飲めなかった」「食事を戻してしまった」など、その日の状況を共有し、引継ぎを行ってください。
[17:30~]夕食・食事
この時間になると日勤の方も徐々に帰り始めます。後片付けは遅番と夜勤の方の業務。
中には自室で食事をされる方もいますので、それぞれに合わせて対応していきます。
服薬の管理なども行いますので意外とやることが多いです。
夕食の後は再度口腔ケアを行います。
[19:00~]就寝の準備
パジャマへの着替えや排泄介助、ベッドへのトランスを行い高齢者の一日が終わっていきます。
利用者がこの時間にお風呂に入ることは基本的にはありません。
目が覚めてしまいますからね。笑
だいたい21~22時くらいには就寝です。
[22:00~]巡回(見回り)・ナースコールの対応
利用者が寝静まった後も介護士の業務は終わりません。
介護職には夜勤もあります(・ω・)
夜勤スタッフはだいたい20~30人の高齢者に対して1名の割合で配置されます。
見回り(巡回)の頻度は1時間に1回ほど。
何をするかというとちゃんと寝ているか確認したり、安否の確認をしたり、オムツを替えてあげたりします。
夜勤時に万が一、急変などがあった場合は看護師や医師や施設長に相談をします。
看護師が夜勤を行わない施設ではオンコールと言って担当の看護師が持ち歩く携帯電話に電話し、指示を仰ぎます。
夜勤についてはこちらで詳しくお話ししているので参考にして下さい。
間に交代で休憩と仮眠をとる
ロング夜勤時はだいたい2時間の休憩があるので、その時間で仮眠と食事を取ったりします。
短い時間ですが、仮眠はとても大切です(・ω・)
後は早番シフトに戻り、これを繰り返していくイメージです(・∀・)ノ
介護士の仕事のやりがいは?
介護の仕事ってやりがいはあるんですか?
という質問をよくいただきます(・ω・)
公益財団法人介護労働安定センターが発表した令和元年度介護労働実態調査の結果によれば、介護職として働く52.7%の方が『やりがいに満足している』と回答しています!
反対に不満がある方は全体の7.9%でした。
この事からも、介護業界で働いている人の満足度ややりがいは非常に高い事が分かります(・∀・)ノ
もし今日の内容を聞いていただいて、
介護の仕事に興味がある
と感じて頂けた方!
介護職は非常に安定しているオススメの職業ですよ。
あなたの今後の選択肢の一つとして考えてみて下さい!
今回は介護士の具体的な仕事内容とその流れについてお話しさせて頂きました!
本日もお疲れ様でございました。
それではまた次回!
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