介護福祉士を取得する方法には3つのルートがあります。
その中で高校卒業と同時、つまり最短で介護福祉士の受験資格を得る事ができる方法。
それが福祉系高校ルートです(・v・)
もちろん資格を取得したからと言って必ず介護福祉士になる必要はありません。
しかし通常の高校を卒業するよりも、万が一の保険として介護福祉士を取得しておくのは安心!
特に高齢化が進む日本で介護福祉士という資格は、今後ますます人気の高まる今注目の資格です!
どうもこんにちは。
ペペロンをチーノするマンです(・∀・)ノ
今回は高校卒業と同時に介護福祉士の受験資格を得る事ができる、福祉系高校ルートについて、そのメリットやデメリットなどの具体的なお話をしていきたいと思います(・∀・)ノ
今まさに進学の事で悩んでいる
という学生さんは必見。
子供の将来の為に何か協力してあげたい
とお子様の為に情報収集している親御さんも是非。
進学(将来)の候補の一つとして検討して頂きたい!
その検討材料になるようにしっかり情報をまとめてみました(・∀・)ノ
※もし介護福祉士を受験する上で実務経験ルートや養成施設ルートを検討したい方はこちらへ
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福祉系高校ルートとは
福祉系高校ルートとは介護福祉士試験の受験資格を得るための方法の一つ。
介護福祉士養成課程の基準を満たす学校を卒業する事によって、その卒業時に介護福祉士試験の受験資格を得る事ができます(・∀・)ノ
基本的には3年制になっており、在学中に合計53の単位を取る必要があります。
【福祉系高等学校等のカリキュラムの基準】
高等学校等 | 教科 | 科目 | 単位数 |
福祉 | 社会福祉基礎 | 4 | |
介護福祉基礎 | 5 | ||
コミュニケーション技術 | 2 | ||
生活支援技術 | 10 | ||
介護過程 | 4 | ||
介護総合演習 | 3 | ||
介護実習 | 13 | ||
こころとからだの理解 | 8 | ||
公民、数学、 | 人間と社会に関する選択科目 | 4 | |
合計 | 53 |
高等学校等の専攻科 | 教科 | 科目 | 単位数 |
社会福祉基礎 | 4 | ||
介護福祉基礎 | 5 | ||
コミュニケーション技術 | 2 | ||
生活支援技術 | 10 | ||
介護過程 | 4 | ||
介護総合演習 | 3 | ||
介護実習 | 13 | ||
こころとからだの理解 | 8 | ||
人間と社会に関する選択科目 | 4 | ||
合計 | 53 |
特例高校と福祉系高校の違い
平成26年3月31日まで、経過措置として福祉系高校以外に特例高校というものが存在していました。
特例高校も介護福祉士の受験資格を得るための方法の一つではあるのですが、福祉系高校と違い、特例高校は卒業後に9ヶ月の実務を積まないと介護福祉士の受験資格を得る事ができませんでした(・ω・)
しかしこの特例高校という制度はあくまでも経過措置だったため、現在この制度は廃止!
今まで特例高校として教育を行っていた学校は現在、改めて福祉系高校として存続するか、科を廃止しているかいずれかになっています(・ω・)
【福祉系高等学校等とは】
カリキュラム、教員、施設・設備、実習施設など、介護福祉士養成課程の基準を満たす学校として、文部科学大臣及び厚生労働大臣の指定した学校。
福祉系高等学校等を卒業する事で、介護福祉士試験の受験資格を得ることができる。
【特例高等学校等とは】
カリキュラム、教員、施設・設備、実習など、介護福祉士養成課程の基準を満たす学校として、文部科学大臣及び厚生労働大臣の指定した学校。
特例高等学校等を卒業後、9ヶ月以上介護等の業務に従事した場合、介護福祉士試験の受験資格を得ることができる。
平成26年以降、この経過措置は終了しており、現在は特例高等学校等というものはない。
福祉系高校ルートを選ぶメリット
ここからは福祉系高校ルートを利用して介護福祉士を目指すメリットについてご説明していきたいと思います(・ω・)
このルートを検討する方は多感な思春期の学生が多く、将来に悩んでいる人も多いはず。
ただご安心を。福祉科に進んでも将来の可能性は狭くなりません!
福祉系高校に進むという事は「今この時点で将来を決める!」という事ではないのです!
福祉系高校でも普通の高校のような学校生活が送れる
福祉系高校は福祉系の学科以外の普通科などを持っている高校がほとんどです(・ω・)
なので校舎には通常イメージするような高校と同じように沢山の生徒がいます。
体育祭や文化祭等の学校行事も普通にありますし、部活動などもあります!
なので福祉系高校に進むからと言って普通の高校生活が送れないという事は全くありません(・∀・)ノ
普通の高校生活を送りながら福祉の勉強をする、という感じで授業内容が変わるだけ。
もちろん一般の普通科で勉強するような授業は減るので、
国語と数学と理科と社会と英語が苦手だなあ~
という方でも安心です(・∀・)ノ全部やい
介護福祉士の受験資格を得ながら、進学するのも可能
福祉系高校を卒業するからと言って必ずしも介護福祉士にならなくてもOK。
というか極端な話、福祉の道に進まなくてもOKなんです!
福祉系高校の卒業者のその先の進路は決められていません(・ω・)
現に社会福祉士や精神保健福祉士を目指すために改めてそういった学校へ進学する人もいます。
福祉の勉強をする中で医療系の職種に興味が沸いたという事で、看護師やPT(理学療法士)、OT(作業療法士)の学校に進学する人もいます。
逆に福祉の業界が想像と違って合わないという場合に、全く違う分野の学校へ進学する事も可能!
福祉系高校を卒業するという事は介護福祉士にならないといけないという訳ではなく、介護福祉士を受けられる資格を得るというだけの事。
表現が正しいか分かりませんが、
介護福祉士という資格を将来の就職の保険にしながら他の分野で就職活動をするのも全然可能なんです!
介護福祉士は今後も需要が高い職種の一つです。
将来の保険の為に取っておくのは決して損では無いですよね(・v・)
福祉系高校ルートは最年少で介護福祉士試験に受験可能
介護福祉士の資格を最短、つまり最年少で取得できるのがこの福祉系高校ルートです!
福祉系高校の在学中に介護福祉士試験に「見込み」として受験可能で、この試験に合格すれば新卒の時点で介護福祉士を保有できます(・∀・)ノ
初任給も上がりますし、非常にオススメ。
もちろんその後別の方面へ進学するのも可能。
もちろん高校卒業後すぐ働きたいと考えている学生の方にもオススメです(・v・)
周りの方と比較しても給料は高くなりますねきっと。
そして介護士は賞与や昇給が安定しているので、長期的に考えてもGOODですね!
福祉系高校ルートは介護福祉士試験の合格率が高い
令和元年度の第32回介護福祉士国家試験の受験者のうち、2,917名の受験者は福祉系高等学校からの受験者でした(・ω・)
そしてその合格者は2,273名。合格率は77.9%。
この年の合格率は全体平均で69.9%だったので、福祉系高校ルートで介護福祉士を目指すと10%近く合格率が高いという事が分かります!
ただ受験資格が得られるというだけでなく、しっかりと知識が付くというのも福祉系高校ルートのメリットですね!
福祉系高校での勉強が資格という形に残せる
普通の高校に進んで、大人になってから
高校の時に勉強した事全然覚えてないや~
というのは大人あるあるですね(ぼくです
高校3年間楽しかったけど、何か役に立ったかと言われるといまいちピンと来ない、という大人は正直多いです(笑)
国家資格が特別や偉いという事はありませんが、福祉系高校を卒業すれば国家資格が取れる。
高校生活の頑張りを、将来に役立つ資格という形に残せるのは良い所ではないでしょうか(・∀・)ノ
周りの同級生が知らない介護のプロの知識が備わる
介護というのは今や誰でも急に訪れる可能性がある事です。
祖父、祖母はもちろん、両親だっていずれは介護が必要になるでしょう。
事故で急に障がい者認定される可能性も誰だってあります(・ω・)
そんな時に実践で役立つ介護の知識や技術を勉強できるのが福祉系高校ルート。
たとえば、あなたのおじいちゃんが介護が必要になった時、あなたの両親は仕事をしながらその介護もしなくてはいけません。
手伝ってあげたいけど何もできない自分より、プロと同じ介護知識を持ちながら家族の協力をしていく自分の方が絶対にみんな助かるはず(・ω・)
これは普通の高校に進学していては得られない技術です!
そういった誰しもがいつかは日常で必要になるであろう介護の、専門的な知識や技術を若くして勉強できることは非常に役立つことです!
学校によっては学費助成制度などもある
福祉系高校はあくまでも高等学校の位置付けなので、学校によっては奨学金や学費助成金制度があり、それを利用する事も可能です!
自治体の奨学金制度が利用できる場合もあります!
奨学金自体は無利子のものも多いですし、もし学費が理由で進学を悩んでいる方が要れば是非調べてみて下さい(・ω・)
全日制で公立の福祉系高校とは言っても、学費は一年で60万円、70万円はかかります。
介護福祉士資格を持って就業できれば給料もアップしますし、後々返済する形でこういった学費助成制度を利用できるのはメリットだと思います!
福祉系高校には通信課程もある
どうしても働かないといけない環境に居る方や、全日制の学校に抵抗があるという方。
そういった方は通信制の福祉系高校もあるのでご検討してもらいたい(`・ω・´)
さすがに全てが自宅学習で終えられないのですが、週に1~3日ほどの自宅学習が可能な学科もあります!
全日制で入学するのが不安だが、卒業後の進路も不安
という方は介護福祉士を取得できる学校の通信制の学科を探してみて下さい(・v・)
福祉系高校を卒業すればほぼ確実に就職できる
なんと言っても介護業界は人材不足です。
なので、福祉系高校を卒業すればほぼ確実に介護施設へ就職できるでしょう(・∀・)ノ
これは仮に介護福祉士の試験に落ちたとしても大丈夫。
そもそも介護施設は無資格未経験の人も中途採用しています(・ω・)
- 新卒なので若い(物覚えもいい)
- 学校を卒業しているので介護の知識のベースがある
新卒者にはこういった強みがあります!
なので「本当に就職できるのだろうか?」という心配が要りません!これもメリットですね。
福祉系高校ルートを選ぶデメリット
ここからは福祉系高校ルートのデメリットです!
デメリットは思いつく限り一つだけではないでしょうか(・ω・)
福祉系高校は数が少ない
福祉科を持つ高校はそもそも少ないです。
エリアによっては周辺に学校が無く、遠方まで通わないといけないかもしれません( ゚Д゚ )
その場合は現実的に3年間通学できるのか?という目線で入学の検討をしましょう。
入学したは良いが続けられず中退、というのは勿体ないですからね(・ω・)
逆に言えば介護福祉士を目指す際に必ずしも福祉系高校ルートを選ぶ必要もないです。
専門学校等に通う養成施設ルートでも介護福祉士は目指せますし、実務経験でも目指せます!
焦らずにゆっくりというのも一つの手です(・∀・)ノ
在学中に介護系の資格を取得しておきたい方
福祉系高校に行かないが在学中に介護資格を取っておきたい
将来仕事に必ず就けるように何かしら介護の資格が欲しい
という人にオススメなのは初任者研修の受講です(・ω・)
初任者研修の授業は約2ヶ月ほどで受講でき、土日コースなどもあるので在学中に取得できる介護の資格です!
初任者研修は介護福祉士の資格と違って受験要件がありません。つまり、誰でも受ける事ができます!
介護福祉士と比べると給料も差がありますが、初任者研修を持っているだけでも仕事には困らないでしょう(・∀・)ノ
全国どこに行っても求人があります!
費用も5万円ほどで取得できますし、一度取得してしまえば更新の必要も無くずっと利用できます!
非常にオススメの資格なのでご興味ある方はこちらも参考にしてください。
まとめ
今回は福祉系高校ルートについて、そのメリットやデメリットなどの具体的なお話をしてみました!
振り返りとしては、福祉系高校に入学するからと言って将来必ず介護士にならなくてもいい。
ただ、福祉系高校を卒業しておけば将来仕事に就けないという不安は無くなる、といいことですね!
今後ますます介護士の需要は大きくなっていきます。
仮に万が一の保険だったとしても介護の資格を保有しておくというのはメリットです(・ω・)
介護業界に興味があるが、不安
という方が要れば是非飛び込んでもらいたい世界だと思っています。
在学中にやりたいことが見つかると良いですね(・v・)
本日もお疲れ様でございました。
それではまた次回!