介護福祉士の資格を取得したいが、
試験は難しいのだろうか…
どうもこんにちは。
元介護士の転職エージェント、
ペペロンをチーノするマンです(・∀・)ノ
今回は合格率だけでは分からない介護福祉士国家試験の難易度・本当の難しさについてお話ししていきたいと思います(・∀・)ノ
よく聞く介護福祉士は受かりやすいという話。
あれって本当なの?ウソなの?
その噂、真偽を検証していきます!
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介護福祉士国家試験の合格率
介護福祉士国家試験の直近の合格率はこちらです(・ω・)
介護福祉士国家試験 開催年度 | 受験者数 | 合格者数 | 合格率 |
第32回 令和元年度 | 84,032人 | 58,745人 | 69.9% |
第31回 平成30年度 | 94,610人 | 69,736人 | 73.7% |
第30回 平成29年度 | 92,654人 | 65,574人 | 70.8% |
第29回 平成28年度 | 76,323人 | 55,031人 | 72.1% |
第28回 平成27年度 | 152,573人 | 88,300人 | 57.9% |
合格率だけを見るとここ数年は約70%を推移しているようですね。
確かに国家資格の試験では合格率1割前後のものが多い中で、
介護福祉士試験は合格率が非常に高い水準であることは間違いないようです(・ω・)
介護福祉士国家試験には実技試験もある
介護福祉士国家試験は実技試験があります(・ω・)
実技試験は総得点100点中、60%程度を基準とし課題の難易度で補正した得点以上の人が合格です。
…イメージしにくいですよね(・ω・)笑
ちなみに第32回の合格点は100点満点中、46.67点以上の人が合格となっています。
点数だけで言えば難しくはなさそうですね…
ちなみに、実技試験を受けないといけない可能性がある福祉系高校ルートの方の試験合格率はこちら。
介護福祉士国家試験 開催年度 | 福祉系高校ルート 受験者数 | 福祉系高校ルート 合格者数 | 合格率 |
第32回 令和元年度 | 2,917人 | 2,273人 | 77.9% |
第31回 平成30年度 | 3,189人 | 2,450人 | 76.8% |
第30回 平成29年度 | 3,486人 | 2,610人 | 74.9% |
全体の合格率よりも高い事が確認できますね(・ω・)
この事からも恐らく、実技試験自体の難易度も高くないことが予想できます!
実務試験には免除もある!
こちらは介護福祉士国家試験を管轄している、公益財団法人 社会福祉振興・試験センターが公開している介護福祉士の受験ルートです。
実技試験が必要なのは福祉系高校ルートと経済連携協定(EPS)ルートのみです(・ω・)
そもそも介護福祉士試験を受験する方の約9割は実務経験ルートを選ぶので、ほとんどの方は実技試験が免除になるはずです。
つまり、介護福祉士試験は簡単すぎる?
では、介護福祉士試験は
簡単すぎるってこと?
と普通なら考えますよね。
いいえ、そう結論付けるのはまだ早いです(`・ω・´)
ここからは、合格率だけでは分からない介護福祉士国家試験の難易度について深堀していきたいと思います!
合格率だけでは分からない、介護福祉士の難しさ
その1 受験資格を得るまでに挫折する人が居る
介護福祉士試験とは、
- 受験資格を得る
- 試験に合格する
という二つをクリアして初めて試験合格です。
なので
試験の合格率が高い=介護福祉士は簡単に取れるんだ!
という訳ではありません!
実際、介護福祉士の受験資格を得るには実務経験ルートで最低でも3年の期間がかかります。
そのため、介護福祉士の受験資格を得るまでに挫折する人は非常に多いのです(・ω・)
同じ国家資格である他の、
- 宅地建物取引士
- 行政書士
- 中小企業診断士
- 登録販売者
- ファイナンシャル・プランニング技能士(3級)
- 電気工事士
等の、受験資格に制限がない物とはそもそもが違うという事を覚えておきましょう(・ω・)
介護福祉士の受験資格についてはこちらでお話ししています!
その2 仕事をしながら試験勉強をするモチベーション維持が難しい
先ほどもお話ししましたが、
介護福祉士を受験する人の約9割は実務経験ルートを経ています(・ω・)
つまり、実務経験を積みながら(働きながら)試験の対策をしている方がほとんどです!
想像ができると思いますが介護福祉士試験は、
仕事終わりに勉強…めっちゃハード…
という状態を乗り越えて受験しないといけません!
もちろん、仕事と試験勉強の両立が出来ずに諦めてしまう人も沢山いるのです( ゚Д゚ )
その3 筆記試験では0点科目群を作ってはいけない
介護福祉士試験に合格するには
- 問題の総得点の60%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数以上の得点の者
- 試験科目11科目群すべてにおいて得点があった者
という2つの条件を満たす必要があります(・ω・)
60%と言うのは先ほど実技試験の方でもお話ししました。
とにかく60%以上の点数を取りましょう
というイメージ(ざっくり)
問題は『試験科目11科目群すべてにおいて得点があった者』の方です( ゚Д゚ )
介護福祉士試験の問題は、いくつかの科目群に分かれています(・ω・)
[1] | 人間の尊厳と自立、介護の基本 |
[2] | 人間関係とコミュニケーション、コミュニケーション技術 |
[3] | 社会の理解 |
[4] | 生活支援技術 |
[5] | 介護過程 |
[6] | 発達と老化の理解 |
[7] | 認知症の理解 |
[8] | 障害の理解 |
[9] | こころとからだのしくみ |
[10] | 医療的ケア |
[11] | 総合問題 |
この11の科目群から全125問の問題が出題されるのですが、この科目群の中で1つたりとも0点の科目群を作ったら試験は不合格!
総得点がいくら高かろうが、来年再受験になってしまうのです( ゚Д゚ )
その為、得意な科目で点数を伸ばすというよりも、苦手科目を減らす勉強が必要。
こうした難しさも含んでいるのが介護福祉士試験なのです(・ω・)
0点科目群に関してはこちらで詳しく解説しています!
その4 ここまで頑張っても3~4割は毎年不合格になる
受験資格を得るために数年間努力し、
働きながら試験勉強も怠らず、
苦手科目も無くしたとしましょう。
ここまで頑張ってきたんですから、
絶対合格ですよね介護福祉士試験さん…?
と、そうは問屋が卸さないのが介護福祉士の本当の難易度です( ゚Д゚ )ヒエッ
介護福祉士試験の合格率が高いとはいえ、毎年3~4割の人が不合格なのは事実です!
介護福祉士は誰でも受かる
という事を言う人が居ますが、そうでは無いのです(・ω・)
しっかりと努力をし、最後までモチベーションを切らさない人が合格できる国家資格なのです!
【結論】介護福祉士は諦めなければいつか必ず合格できる
介護福祉士とは、難易度は高くないが途中で諦める人が多い資格です(・ω・)
つまり裏を返せば、
と言えるでしょう!
世の中には
介護福祉士の取得は簡単すぎでした~!
と言うような人も居ます(・ω・)
しかしそれは逆立ちが出来る人が「逆立ちは簡単」というようなものです。
全く参考になりません。
資格は取得することが何よりも重要。
これから受験を考えている方は侮らずに全力で取得を目指していただきたいです(`・ω・´)
本日もお疲れ様でございました。
それではまた次回!