介護福祉士を取得するには受験資格を得ないといけません(・ω・)
受験資格を得る方法は主に3つありまして、その中の一つに実務経験ルートというものがあります。
この実務経験ルートでは、介護職として働いた期間が3年以上必要です。
さて、この実務経験ルート。
介護職として働いた期間に、
看護助手は含まれるの?
というのが今日の本題です(・ω・)
どうもこんにちは。
元介護士の転職エージェント、
ペペロンをチーノするマンです(・∀・)ノ
今回は介護福祉士の受験資格として、看護助手としての経験は介護福祉士受験のための実務経験に含まれるかについて詳しくお話ししていきたいと思います(・∀・)ノ
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看護助手とは
そもそも看護助手とはどのような職種・お仕事をしている方を指すのでしょうか?
看護助手とは医療現場(病院やクリニックなど)において、
- 患者さんの着替え
- 患者さんの排せつ介助、オムツ交換
- ナースコール対応
- 居室や病院内の清掃業務
- 診察等に必要な器具の準備、消毒
- カルテ等書類の準備
などを行う方々です。
内容を聞くと看護助手は介護業務も行っており、介護職の業務と非常に似ていることが分かります(・ω・)
ただ、介護職は看護師のサポート役ではないので、その点は異なっていますね。
ちなみに看護助手という資格は存在しないので、無資格でも就業が可能です。
看護師を目指す資格のない看護学生が、看護助手として現場の勉強をしながら学校に通っていたりします(・∀・)ノ
看護助手は介護福祉士の実務経験に含まれるのか?
基本的には看護助手として働いた期間は、介護福祉士の受験資格として実務経験に含まれます!
つまり、介護福祉士を目指す場合に必ずしも「介護士」として働いている必要は無いんです。
この事は公益財団法人社会福祉振興・試験センターのホームページにもしっかり記載されています(・∀・)ノ
受験資格となる 施設・事業 | ・指定介護療養型医療施設(療養病床等に限る) ・老人性認知症疾患療養病棟 介護力強化病床により構成される病棟または診療所 ・精神病床により構成される病棟または診療所 ・療養病床により構成される病棟または診療所 ・一般病床により構成される病棟または診療所(その他の病床であった期間を含む) |
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受験資格となる 職種 | ・介護職員 ・看護補助者 ・看護助手 など主たる業務が介護等の業務である者 |
※公益財団法人社会福祉振興・試験センターより引用
主たる業務が介護等の業務であれば、看護助手や看護補助者も受験資格として含まれるという事ですね!
具体的に、介護福祉士の受験資格の実務経験3年とは?
実務経験3年とは、具体的には従業期間3年以上(1,095日以上)かつ従事日数が540日以上の事を指しています(・ω・)
- 従業期間…在籍していた日数(期間)の事。
- 従事日数…実際に就労した日数の事。
たしかに同じ3年間でも、週1日労働の方と週5日労働の方が同じ扱いなのはおかしいですからね(・ω・)
厳密に分ける必要があるのです。
もしこのあたりの細かい点について知りたい方はこちらのお話しを参考にしてください!
実務経験は主たる業務が介護等の業務でないといけない
介護福祉士の実務経験3年に含まれるかどうかには一つ注意点があります。
それは、ホームページにもあるこちらの注意書き部分(`・ω・´)
空床時のベッドメイキングや検体の運搬など間接的な業務のみに従事する職員は対象となりません。
公益財団法人社会福祉振興・試験センター
つまり、必ず利用者の身体に直接触れる業務、身体介護に携わっていないといけません(`・ω・´)これが条件
- 主たる業務が介護等の業務であるか?
- 直接的に患者に触れる業務(身体介護)を行っているか?
この2点を抑えているかをよく確認しましょう(・∀・)ノ
※もし業務内容に不安があるなら、直接事業所の方に聞いてみると良いでしょう!
実務経験には含まれない職種
勘の良い方はお気づきかもしれませんが、看護師は介護福祉士の受験資格の実務経験には含まれません!
看護師は主たる業務が介護ではなく医療業務であるためです。
他にも介護福祉士の受験資格の実務経験に含まれない職種はいくつかあります(・ω・)
同じ介護事業所や病院、クリニックで勤務していても下記の職種は基本的に介護福祉士の受験資格の実務経験とは見なされません。
- 看護師
- 生活相談員(生活指導員)
- 介護支援専門員(ケアマネージャー)
- 計画作成担当者
- 心理指導担当職員
- 作業指導員
- 職業指導員
- 運転手
- 事務員
- 理学療法士
- 作業療法士
- 言語聴覚士
- 医者
- 法人の代表者、施設長、所長など代表者
ただ上記の職種であっても、主たる業務が介護等の業務である者として働いている方は、介護福祉士の受験資格の実務経験に認められる可能性もあります。(とてもややこしい)
自分の仕事が実務経験として認められるか分からない
こういった人は、公益財団法人社会福祉振興・試験センターに直接問い合わせをしてみましょう!
国家試験情報専用電話案内という窓口からお電話で確認が可能です( `ω´ )
実務経験には、パートや派遣の経験も含まれる
実は介護福祉士を受験するための実務経験3年は、必ずしも正社員として働いている必要はありません!
たとえばパートやアルバイト、派遣であったとしても実務経験として見なされるのです(・∀・)ノ
もちろん、看護助手のアルバイトだったとしても介護福祉士の実務経験には含まれます!モチのロンギヌス
パートや派遣で介護福祉士を目指したいという方はこちらのお話しも参考にしてください。
実務経験ルートで申し込みをする場合は実務者研修の取得も必要
介護保険法の改正により、2016年度(第29回)介護福祉士国家試験から、受験資格を得るためには実務経験3年に加えて実務者研修の資格を取得することが必須になりました。
実務経験だけでは介護福祉士を受験できないという事ですね(・ω・)
実務者研修の資格取得についてはこちらで詳細をお話ししています!
看護助手が実務経験を証明するには、実務経験証明書の作成が必要
実際に介護福祉士試験を受験する場合は
どのように実務経験を証明すればいいんですか?
介護福祉士試験の申込みを検討している方から多くいただく質問です(・∀・)ノ
まず手順としては、
↓
↓
実務経験は在籍していた法人に証明してもらう必要がある事を覚えておきましょう。
介護福祉士の申込みの流れや詳細はこちらでお話ししていますので、参考にしてください!
看護助手の給料と介護福祉士の給料
看護助手が介護福祉士になると、実際にはどれくらい給料が上がるのでしょうか?
厚生労働省が発表している、令和元年賃金構造基本統計調査によれば、看護助手含む看護補助者の平均年収は約303万円!※月給は約216,400円
対して、同じく厚生労働省が発表している令和2年度介護従事者処遇状況等調査を見てみると、介護福祉士の平均年収は約395万円!※月給は約329,250円
別々の調査のデータの比較なので、条件が若干異なってしまってはいますが、かなり大きく収入を上げる事が可能なのです(・∀・)ノ
ちなみに、介護職の資格ごとの平均年収はこちらでもお話ししているので、参考にしてください!
介護福祉士の資格を持っていても、病院では給料が上がらない?
介護福祉士の資格を目指す人の多くは、やはり収入を上げたいなどのキャリアアップを考えている方がほとんどだと思います(・ω・)
しかし、病院では介護福祉士の資格を持っていても給料が上がらないケースが結構あります。
これは何故か?
ポイントは介護保険です(・ω・)
簡単にいうと介護施設では介護福祉士が居ると介護保険や処遇改善加算を多く受けることが出来るんですが、一部の病院ではそもそも介護保険を受けていない事があるんです。
細かい話は複雑になってしまうので割愛しますが、
介護施設(介護保険の対象) | 病院(介護保険の対象外) |
介護福祉士を取得 | 介護福祉士を取得 |
↓ | ↓ |
介護保険や処遇改善加算が増え 事業所の収益が上がる。 | 介護保険対象外の為、 病院の収益は変わらず。 |
↓ | ↓ |
介護士の給料を上げられる | 収益が変わらない為、 介護士の給料は変えられない |
このようなイメージ(・ω・)
よく介護士さんから聞くのは、
介護福祉士を取得すれば給料が上がると思っていたが、変わらなかった…
という声。
なので、しっかりとしたキャリアアップを目指すのであれば、資格取得後に給料が上がる事業所で働かないと意味がないという事も覚えておきましょう!
介護福祉士の資格取得後に転職を検討する方は多いです(・ω・)
【資格取得+転職】は一緒に考えた方がいい事もあります!
まとめ
今回は介護福祉士の受験資格である実務経験に、看護助手の経験は含まれるか?についてお話ししました!
病院と介護施設では結構考え方が違ったりします。
医者や看護師の配置人数も違いますし、患者さんの状態も結構違います。
しかし、結論どちらも介護福祉士の受験資格である実務経験には含まれます!
今転職をお考えの方で、
病院も介護施設も興味があるなあ
という方は、ぜひ両方見学に行ってみてください(・∀・)ノ
最近の転職活動では、皆さん何ヶ所か面接を受けています。
ぜひ何ヶ所か比較してみましょう(・v・)
本日もお疲れ様でございました。
それではまた次回!