人間は非常に賢いもので、経験から学ぶことが出来ます(・ω・)
ペペロンをチーノするマン
時にそれは未来を予測し無駄を回避できる事にも繋がりますが、反対に先入観となって私たちの行動を邪魔することも往々にしてあるのです。
どうもこんにちは。
元介護士の転職エージェント
ペペロンをチーノするマンです(・∀・)ノ
今回は、介護業界の離職率についてと、実際はそれほど高くない件についてお話していきたいと思います(・∀・)ノ
巷ではよく
介護士は離職率が非常に高い
介護業界の人はすぐ辞める
と聞きますよね。
しかし、これはほとんど根拠がありません!先入観です( ゚Д゚ )
介護士の離職率は日本の平均離職率より低い!
厚生労働省の発表した令和元年度雇用動向調査結果を見てみましょう(・∀・)ノ
こちらでは毎年各産業別の離職率のデータを取っているのですが、日本全体の離職率は15.6%となっています。
では医療・福祉(介護)業界の離職率はどれくらいなのでしょうか?……なんと14.4%です!
そうなんです(・∀・)ノ
離職率が高いとマイナスの噂が先行してしまう医療・福祉業界ですが、
実際は他の産業全体の離職率よりむしろ離職率は低いんです!
介護士はなぜか世間に離職率が高いと勘違いされてしまっているんですね(・ω・)
介護職員以外の職種の人たちが離職率を下げているのでは?
介護士以外の職種の離職率が低くて平均を下げているだけで、
実は介護士だけの離職率は高いんじゃない?
と考える方もいらっしゃるのではないでしょうか( `ω´ )
安心してください!
介護士さんだけの離職率データもちゃんと準備していますよ!!!(てってれ~
公益財団法人介護労働安定センターの令和元年度 介護労働実態調査結果についてには介護士の離職率について毎年発表がされています。
そこには訪問介護員と介護職員の離職率は15.4%と記載されております。
介護士単体で見たとしても、他の産業より離職率が低い事が分かりますね(・∀・)ノ
こういったデータをしっかり読み解いていけば、介護士の離職率は高くないんだという事がご理解いただけるかと思います!
では逆に、離職率の高い業界は?
では日本のあらゆる業界の中で、離職率が高い業界はどこなんでしょうか?
厚生労働省の発表した令和元年度雇用動向調査結果によれば、離職率の高い業界はこちら。
- 宿泊業・飲食サービス業 33.6%
- 生活関連サービス業・娯楽業 20.5%
- サービス業(他に分類されないもの) 18.8%
- 教育・学習支援業 17.7%
- 卸売業・小売業 15.4%
電気・ガス・熱供給・水道業 15.4%
上位3つはサービス業が占めていますね(・ω・)
4位が教育系業界というのもなかなか意外では無いでしょうか?
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なぜ介護業界は離職率が高いという間違ったイメージが付いたのか
人不足という印象が離職率が高いイメージに変わった
厚生労働省の発表した介護人材の確保・介護現場の革新という資料にも書かれているように、介護現場の有効求人倍率の平均は3.80倍もあります。(平成31年4月時点)
これはつまり、介護士さん1人に対して平均3.8件の求人が存在しているので、労働者よりも求人がかなり多いという状態。
つまり介護業界は深刻な人材不足なんです(・ω・)
なので、
介護士不足=人が辞めるから=離職率が高い
という間違ったイメージがついてしまったという要因もがあります。
そもそも、介護業界は人が辞めたから人不足という訳ではありません。
急速な高齢化によって急激に介護士が必要になってしまったことが主な原因です!
このあたりの人不足についてはこちらのお話しで詳しく解説しております(・ω・)
マスコミの介護業界に対する印象操作はある
マスメディア等が誇張して介護業界のマイナスイメージばかりを発信するために、
その過去のイメージが一般的に定着してしまった側面もあります(・ω・)
たしかに数十年前の介護士と言えば認知度も低く、
家政婦と同じだと思ってました
介護士をわざわざやりたい人間はいない
なんてことを言われていた、不遇の時代だってあります!
こういった介護士のマイナスイメージを切り取って発信すれば、そりゃあ一般の人も勘違いします(・ω・)
今は法改正や資格制度の整備がされることで認知度も上がっていますし、数十年前の介護士とは状況が異なるわけで。
もっと今現状の介護業界についても積極的に発信できるメディアがあれば、世間のイメージも変わってくるはずなんですけどね(・ω・)
介護士の離職率は徐々に下がってきている
介護士の離職率についてはここ数年徐々に下がってきており、5年前と比較しても約1%減少しています!
離職率だけではなく平均年収も上がってきていますし、介護福祉士なら500万円以上の年収も稼げるようになってきています(・∀・)ノ
先ほどのメディアの話とも繋がりますが、過去のマイナスイメージが現在も拭えていない状況が日本にはあります。
その為、これから介護士になりたい方も二の足を踏んでしまったりします(・ω・)
ただ、実際のところ介護士の待遇は毎年徐々に良くなってきているのです(・ω・)
そろそろ世間一般のイメージも、正しく上書きしてもらいたいところです!
離職率の高い事業所とそうではない事業所を見分けよう
介護業界の離職率は低いから
どの施設に入社しても安心というわけですね!
という事ではありません(`・ω・´)
実際には離職率が高い施設も存在しています!
離職率はあくまでも業界全体の平均。なので高い施設も低い施設もあるわけです。
なので、これから介護士としての転職を考える方は、
離職率の高い施設を面接で見破るための方法を覚えておきましょう(・∀・)ノ
たとえば、施設見学をあまり積極的にしてくれない施設は怪しいかもしれません(・ω・)
何か現場を見せたくない理由がある場合があります。要注意!
他には、いい部分だけをやたら説明してくる施設も怪しいです!
施設に自信がある採用担当者であれば、事実をそのまま話してくれるはずですからね(・ω・)
他にもポイントはいくつかありますので、もっと詳しく知りたい方はこちらも参考にしてください!
まとめ
今回は介護業界の離職率についてと、実際はそれほど高くない件についてお話しさせて頂きました!
もし今まで
介護業界に興味があるが、
離職率が高いと聞くので心配…
と考えていた方(・ω・)
このお話を参考にして少し前向きに介護士のお仕事を検討してみて下さい(・ω・)
もちろん介護士にもメリット・デメリットはあります!楽な仕事でもありません!
ただ、介護業界は今非常に注目されており、毎年いい方向へ変化をしている真っ最中です。
先入観で切り捨てず、もう少し詳しく知ってほしいと感じます(・∀・)ノ
本日もお疲れ様でございました。
それではまた次回!