介護福祉士のデメリットが書かれてない記事が多い…
介護福祉士について、
メリットもデメリットもちゃんと知りたい
介護福祉士について調べていると、介護福祉士のメリットばかりでデメリットがしっかり紹介されていない事が多いかと思います。
でも本当に介護福祉士を目指すなら、
プラスもマイナスも含めてリアルな情報(良い所と悪い所両方)を知りたいですよね(・ω・)?
どうもこんにちは。
元介護士の転職エージェント、
ペペロンをチーノするマンです(・∀・)ノ
今回は介護福祉士のメリット7つとデメリット4つについて詳しく解説していきたいと思います(・∀・)ノ
まあメリット7選とデメリット4選の時点でお気づきかと思いますが、結論としては介護福祉士はオススメの資格です!笑
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介護福祉士とは?
介護福祉士は、同法に基づく名称独占の国家資格であり、介護福祉士の名称を用いて、専門的知識及び技術をもって、身体上又は精神上の障害があることにより日常生活を営むのに支障がある者につき心身の状況に応じた介護を行い、並びにその者及びその介護者に対して介護に関する指導を行うことを業とする者をいう。
厚生労働省ホームページより引用
介護福祉士とは社会福祉士及び介護福祉士法によって定められた、介護系の資格の中で唯一の国家資格です!
名称独占の国家資格になるので、この資格を持たない方は介護福祉士を名乗る事ができません(・ω・)
しかし、介護士は介護福祉士の資格を持っていなくても働けます。
※無資格でも働くことが可能
それでも介護福祉士を目指す人が多いのは、介護福祉士を取得するメリットが大きいからだと言えるでしょう(・∀・)ノ
公益財団法人 介護労働安定センターが発表した令和元年度介護労働実態調査結果によれば、介護職員のうちなんと50.2%の方が介護福祉士を持っているという結果に( ゚Д゚ )
2人に1人は国家資格である介護福祉士を持っているのです!
介護福祉士を取得するためには?
介護福祉士になるためには受験資格を満たしたうえで、国家試験に合格する必要があります。
日本人向けの受験資格には主に3パターンあります!
- 養成施設ルート
- 実務経験ルート
- 福祉系高校ルート
それぞれ要件が違うのでどれが一番オススメかは決められませんが、約9割の人は実務経験ルートで介護福祉士を目指しています(・∀・)ノ
取得方法について調べたい場合はこちらを参考にしてください!
介護福祉士を取得するとできる事
先ほどもお話しした通り、
介護士は資格が無くてもできる職種です(・ω・)
その為、資格を持っていてもいなくても、同じ介護業務をすることに違いはありません。
しかし、介護福祉士は一部の医療行為に携わる事が可能です!
その医療行為はこちら。
- 喀痰吸引
- 経管栄養
介護士は介護を行うポジションなので、基本的に医療行為は禁じられています。
しかし昨今の急速な高齢化に伴う人材不足もあり、特定の条件下では介護福祉士も医療行為を行う事が一部認められるようになりました!
出来る医療行為・出来ない医療行為に関してはこちらでお話ししているので、興味がある方は参考にしてください(・∀・)ノ
介護福祉士のメリット7選
ではここからは介護福祉士を取得するメリットを7つご紹介していきます(・∀・)ノ
①【介護福祉士の難易度】国家資格だが比較的合格率が高い
介護福祉士資格は国家資格であるにも関わらず合格率が高めです(・ω・)
直近で行われた介護福祉士国家試験の合格率がこちら。
介護福祉士試験の合格率 | |
第32回 令和元年度 | 69.9% |
第31回 平成30年度 | 73.7% |
第30回 平成29年度 | 70.8% |
直近の試験では合格率約7割の水準を維持しています!
試験を受けた人の内、70%が合格しているという事ですね(・∀・)ノ
合格率で言えば、介護福祉士は他の国家資格と比較しても高いのです。
しかし、もちろん手を抜いて受かるような試験ではないです(・ω・)
介護福祉士試験の難易度に関してはこちらで詳しく解説しているので、興味があれば参考にしてください。
②【介護福祉士の更新】取得後の更新手続きは一切ない
資格の中には定期的な更新を行わないと免許が失効してしまうものもあります。
例えば同じ福祉業界のケアマネージャーの資格は、5年ごとに更新があり、
時間が無く更新に行けていない…
と言って資格を失効してしまう方も居ます(`・ω・´)
しかし、介護福祉士は更新がありません(・∀・)ノ
そのため、取得後は何歳になっても効果を発揮してくれます!
介護福祉士の手間・工数がかからない点もメリットの一つと言えるでしょう!
③【介護福祉士の給料】取得すれば給料が大幅アップ!
もちろん介護福祉士を取得すれば給料がアップします!
資格手当や処遇改善手当が増額されたり、中には基本給がアップする法人もあります(・∀・)ノ
基本給が上がればボーナスも上がりますし、とにかく介護福祉士は介護士の中でも一番給料が多くもらえるのです!
厚生労働省の発表した令和二年度(2020年)介護従事者処遇状況等調査によれば、資格毎の介護士の平均年収がこちら(・ω・)
保有資格 | 平均年収 |
介護福祉士 | 3,951,000円 |
実務者研修 | 3,638,760円 |
初任者研修 | 3,614,520円 |
無資格者 | 3,311,040円 |
その差は歴然ですよね(・∀・)ノ
そもそも介護福祉士の給料って
他の業種と比較したら低くない?
という話も聞きますが、そんなことはないです(・ω・)
その根拠についてもこちらでお話ししているので、興味がある方は見てみて下さい!
④【介護福祉士の就職活動】資格を持っていると応募できる求人が増え、内定率も上がる
既に介護士として勤務している人なら
すんごい分か~る
という状態のはずです!
介護職は未経験無資格でも働くことができる仕事ですが、やはり資格を持っている人の方が有利です。
想像すればわかりますが、
採用枠1人の面接に資格があるAさんと、無資格のBさんが来てくれたとして。
二人ともいい人だったらAさんを採用しますよね?
特に、介護士の資格の中でも上位の介護福祉士なら効果も大きいです(・∀・)ノ
人材不足の介護業界ですから採用担当者も、
介護福祉士は絶対採用するマン!
という状態なのです!(絶対は言い過ぎた!)
もし転職やキャリアアップを検討するのであれば、資格取得してから転職という選択肢も検討してみて下さい(・ω・)
⑤【介護福祉士のキャリアアップ】資格を取得していると管理者を目指しやすい
介護福祉士の試験に合格してすぐに
管理者になってもらえない?
と声がかけられる人は意外と多いです。
そう、介護福祉士になれば昇進の話が来やすいのです(・ω・)
会社側からしても介護福祉士を持っていれば、
- 介護士としての正しい知識を習得している
- 実務経験が3年以上ある経験者(多くの人は)
という人材である証明になりますし、管理者として白羽の矢を立てやすい(・∀・)ノ
介護福祉士が無いと管理者になれないわけではないですが、特にキャリアアップとして管理職を目指したい方は取得することをオススメします!
⑥【介護福祉士の安定性】資格を持っていれば一生仕事に困らない
今後、日本の高齢化は加速すると言われています。
内閣府が発表した平成30年版高齢社会白書によれば、2065年には人口の38.4%が65歳以上の高齢者になるであろうと予測しているのです( ゚Д゚ )ヒェイ
これを介護士の話に置き換えると、高齢化によって介護士の需要は高まり続ける。
つまり、仕事がなくならない(むしろ拡大する)ことを表しています!
リーマンショックや東日本大震災やコロナ禍によって
仕事が減り、収入が激減してしまった
リストラに遭い、就職活動している
と言う人は一気に増えました。
しかし、その中でも介護士は常に求人や仕事がありました(`・ω・´)
こうした不況に強い、安定した介護業界の中で、一番必要とされている資格が介護福祉士なんです!
⑦【介護福祉士の将来性】まだまだ期待が出来るポジション
介護士は現在もまだ足りていません。
確実に増える高齢者とは反対に、必要な人員を確保できていないのです(・ω・)
一昔前と比較して待遇がかなり改善されてきている介護業界ですが、今後さらに介護士を目指したい人が増えるように政府がより力を入れて改革を行うでしょう。
現に、令和元年の10月に行われた特定処遇改善加算制度によって介護業界で働く人の平均年収はかなり上がりました(・∀・)ノ
そして、もしまた介護業界の改善が行われるのであれば、
介護士の中でトップの資格になる介護福祉士は一番恩恵を受けやすい立ち位置なのです(・ω・)
介護福祉士は今現状の平均年収も決して低くないですし、将来性があり未来にも多少の期待ができる状態と言えるでしょう。
介護福祉士のデメリット4選
さーて、ここからはしっかりと介護福祉士のデメリットも4つご紹介します(・ω・)
①介護福祉士試験の受験資格を得るまでの道のりが長い
介護福祉士の試験は誰でも受けられるものではありません(・ω・)
試験を受験するための受験資格を得ないといけません!
その受験資格は冒頭に申し上げた、
- 養成施設ルート
- 実務経験ルート
- 福祉系高校ルート
この3つですね(・ω・)
そして受験資格を得るには、学校に通って最短で1年。
実務経験を積むなら最短で3年かかります!
つまり、道のりが長い( ゚Д゚ )
試験自体は合格しやすくても、受験資格を手に入れるまでに時間がかかるのはやはりデメリットかも。
実際には途中で諦めてしまう人もいますからね(・ω・)
②介護福祉士試験の合格率は高いが、相応の勉強期間は必要
介護福祉士の試験は合格率が高めとはいえ、無勉強で受かるほど甘くありません。
普段聞いたことない専門用語がバンバン出ます(・ω・)
なので相応の努力は必要です(・ω・)もちろん
ただ、勉強は独学でも可能ですし、
今は資格学校で試験対策講座なども開かれています!
年に一度の試験ですから、一発で受かるためにも勉強は必須。
もし仕事をしたり家庭の事をしながらだとこの勉強期間は正直大変です(`・ω・´)耐え忍んでね
③介護福祉士になっても仕事の忙しさは変わらない
介護福祉士の資格を取得すると給料が上がったりします。
しかし、資格を取得しただけでは働く環境や仕事内容は変わりません!
いつかは現場からは離れたい
もしこうお考えの介護士さんがいたら、ぜひケアマネージャーを目指してみて下さい(・∀・)ノ
ケアマネージャーは介護福祉士を取得してから5年の実務経験を積むことで挑戦できる資格です(・ω・)
現場の仕事からも離れられますし、給料もさらにアップします。
セカンドキャリアとしても非常にオススメです!
④介護福祉士のイメージはまだまだ低い
せっかく介護福祉士という国家資格を取得しても、世間からのイメージはまだまだ低いのが現状です(・ω・)
現にこれを見ている人の中にも
- 汚い(臭い)
- きつい
- 安い
というような、マイナスイメージだけを持っていた人は少なからずいるはずです(・ω・)
確かに華やかな仕事ではないですからね。
実際は事実ではないことが世間に浸透していたりもします。
その為、働いている本人は気にしていないけど周りから変な目で見られるという現象が起きる事もあるでしょう( ゚Д゚ )
周りがなんか言ってるけど
まあいいや(鼻歌
これくらいの軽く聞き流せる余裕を持っておくと楽ですね(・ω・)
まとめ
今回は介護福祉士のリアルな情報をお届けするべく、メリットとデメリットを徹底比較するお話をしてみました!
最終的にこちらを見て介護福祉士に興味を持っていただいた方はぜひ取得を目指していただきたい(・∀・)ノ
まだ持っていない!という方は初任者研修や実務者研修の取得から始めてみませんか!
本日もお疲れ様でございました。
それではまた次回!